嫁とライターと時々、新聞記者

難病の嫁とランサーズでのことを主に、時々、新聞記者の話も綴っていきます

全ての食材に感謝を込めて手を合わせて目をつむりいただきます

私にはどうしても譲れない儀式があります。

それは、強迫性とか宗教的なことではありません。

 

食事をする前に、必ず手を合わせて目をつむり、声に出して「いただきます」と言います。

どんな場所でも、誰と食事をしてもこの儀式を行います。

 

生きていくことは、動物や植物の命をいただくことです。

生きるということは、他の命をいただくことです。

 

今では問題になると思いますが、小学生の頃、屠殺シーンのビデオを見せられたことがあります。

当たり前に並べられる豚肉は、そのままの形で存在するわけではありません。

そんなことすら考えずに豚肉を食べていた私にとっては、衝撃過ぎるシーンの連続でした。

クラスのほとんどは泣いていて目を背けていましたが、T先生は「目を離すな、これが食べるというこなんだ」と大きな声を出していたのを覚えています。

 

ビデオでは原始的な方法で殺していましたので、豚の泣き叫ぶ声も聞こえてきます。

 

豚であれ、野菜であれ全ての食材は命そのものなのです。

英語で「いただきます」は直訳できません。

日本の心があらわれている言葉だと思います。

命への感謝と料理になるまで携わった人への感謝、そして食事を振舞ってくれたことへの感謝。

「いただきます」と「ごちそうさま」

f:id:happy-train-0102-moon:20170624211723p:plain

 

変人扱いされて生徒にも大人の中でも嫌われていましたが、T先生には感謝しています。

 

今となっても納得の話をたくさんしてくれた大好きな先生でした。

ご冥福をお祈りいたします。